外壁のひび割れ!?その原因は何?
2021/11/08
「あっ!ひび割れ!?でもいつの間に?」
外壁にひび割れを見つけたら、ショックですよね。
放置したら悪化が怖いけど、どうしたら良いかわかりません。
対策の前にまず、外壁のひび割れの原因を知りましょう。
外壁のひび割れは2種類
外壁のひび割れは大きく分けて2種類あります。
ヘアークラック
幅0.3㎜以下、深さ4mm以下の細いひびをヘアークラックといいます。
ヘアーの名前通り、「髪の毛」を連想させる細いひびが特徴です。
コンクリートが「乾燥収縮」を起こすと、表面にできます。
あくまで表面部分だけなので、構造上危険は無いひび割れになります。
しかし、外観を損なう上、ヘアークラックを放置すると範囲が拡大し雨水が入り込みます。
雨水は表面の下にある、コンクリートに直接ダメージを与えてしまいます。
ヘアークラックの段階で、早めの対策をお勧めします。
構造クラック
構造部分の問題で起きる外壁の表面のひび割れを、構造クラックといいます。
塗装の下、素材部分からひび割れを起こしているので、構造クラックの種類によっては建物自体が危険です。
危険度の目安は、クラックのひび割れ方で判断します。
「垂直水平ひび割れ」は比較的危険度が低いです。
対して「斜めひび割れ」または「バッテンひび割れ」の場合は、建物のバランスが悪いか、建物に構造的欠陥がある可能性が高いので、危険度は高くなります。
外壁のひび割れの原因
外壁のひび割れ原因は様々です。
以下が代表的なものになります。
温度・湿度
外壁の素材でるコンクリートやモルタルが、温度や湿度の影響を受け、膨張や収縮を起こすのが原因です。
経年劣化
タイルなどの隙間を埋めるため使用するコーキングが、紫外線によって劣化するのが原因です。
また外壁の塗料でも、同じ経年劣化を起こす場合があります。
地震
地震の揺れが外壁に振動を起こすことで、の外壁素材の継ぎ目に力が加わり、隙間を起こすことが原因です。
構造上の問題
建築物の構造体のズレ、地盤の不同沈下や基礎の劣化が原因です。
素人では、原因を特定するのは難しい上、放置すると危険です。
早急な対策が必要です。
まとめ
外壁のひび割れには、その原因により種類が異なります。
外壁のひび割れを放置することは、安心して生活する上で大きなリスクを伴います。
ヘアークラックなど、比較的被害が軽いうちに、外壁のひび割れのプロに相談して下さい。